南高梅
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- 科・属名
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バラ科サクラ属
- 原産地
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和歌山県
- 旬
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5月下旬~6月下旬
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南高梅は正式には「なんこううめ」と読みますが、一般には「なんこうばい」と読む事も多いようです。和歌山県のみならず、日本を代表する梅の品種で、明治35年に和歌山県の高田貞楠氏が発見し栽培していた「高田梅」がルーツとされ、のちに「梅優良母樹種選定会」においてこの梅が最優秀賞をとりました。この時、その調査の中心となったのが南部高校の竹中勝太郎調査主任であったことから、「南部高校」と「高田梅」を含めた「南高梅」と呼ばれるようになったようです。南高梅を使用した梅干しは最高級品とされていて、中国産の梅を加工した梅干しに比べて2倍以上の価格差がつくことがあります。クエン酸を多く含んだ梅干しは、疲労回復に効果があります。また、癌、老化防止、抗菌効果、肝機能回復、ダイエットにも効果的で、機能性の高い食材です。平安時代の村上天皇の時代、疫病が流行りましたが梅干しとこぶ茶でたちまち回復したというエピソードもあります。
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ふっくらとした丸みがあり、黄色く熟し、傷や斑点が無く、充分に梅の香りが立ったものを選びましょう。特に香りはとても大切です。しっかりと芳香のあるものを選ぶようにしましょう。
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すぐに加工出来ない場合は、常温の冷暗所で保存します。また、10度程度の環境であれば少しの間日持ちがしますが、冷蔵庫に入れてしまうと低温障害を起こし、茶色く変色してしまうなどのトラブルに繋がりますので、冷蔵庫での保存は避け、加工するまでの間新聞紙などに包み出来るだけ涼しい所に置いておきましょう。また、へたを取り水洗い後、冷凍すれば梅ジャム、梅ジュースとして1年中楽しめます。
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